【全解説】バンドリ(ガルパ)創作譜面の作り方、遊び方【完全初心者向け】
YouTubeなどでバンドリ(ガルパ)の創作譜面の動画を上げられている方がいますよね。
あの方たちは一体どこで譜面を作っているのでしょうか?また、創作譜面をプレイすることは出来るのでしょうか?
そんな疑問にお答えします。
この記事を読んで分かること
・バンドリ(ガルパ)の創作譜面の作り方
・バンドリ(ガルパ)の創作譜面の遊び方
・譜面の作り方のコツ
・さくや(咲夜⳼)さん(創作譜面製作者、兼動画投稿者)について
創作譜面の作り方
PCサイトで説明します(スマホ上では操作しにくいと思われます)。
また、少し長いので、Stepに分けて説明します。
Step1〜サイトにアクセスする
まずは以下のサイト、「Bestdori」に飛んでください。
Step2〜設定、会員登録
まずは言語設定が出てくると思うので、日本語を選択してください。
サーバーは何でも大丈夫です。
その後、アカウントを作成してください。「サインアップ」から出来ます。
ユーザー名、パスワード、メールアドレスを入力してアカウントを作ったら、再度ログインしてください。
Step3〜タイトルなど入力
左サイドにあるメニューから、「コミュニティー」→「譜面」と行き、(「ホーム」→「コミュニティー」ではないので注意)以下のようになるので、「譜面発表」に行ってください。
まずは作りたい曲のタイトル、アーティスト、難易度、説明を入力してください。
その後、曲のカバー画像を「楽曲」からアップロードしてください。
まだ曲のファイルはアップロードしないでください。下準備があります。
Step4〜音ズレの修正準備①
MP3ファイルを切り取れるサイトです。Step5で使います。
使いにくければ他のサイトを探してもらっても構いません。
その後、曲のなかで、一番最初にノーツを叩く箇所が初めから何秒後かを計測してください。
できれば0.1秒単位で測ってください。(先程のサイト等で測ればOKです)
例えば「Bad Apple!!」だったら、始めはドラムの音に合わせてノーツを置いていくと思うので、一番初めのドラムの音が開始から何秒後かを測れば良いわけです。
Step5〜テンポ入力、音ズレの修正準備②
譜面を作りたい曲のテンポを検索してください。「○○(曲名) BPM」とググれば有名な曲だとすぐに分かります。
また、ピアノやギター用の譜面があったり、別の音ゲーに収録されていたりする曲(ジャケットの近くにBPMが表記してあることが多い)の場合もすぐに分かります。
※もしかしたら、曲の途中でテンポが変わる場合もあるかもしれません(音ゲー界隈ではソフランと言います)。その際はどこで値がいくつに変わるのかをしっかりメモしてください。
※BPMとは?----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
一言で言えば、「一分間で何回4分音符を叩くか」という曲のテンポを表す単位です。
BPMがbeats per minutesの略であるので覚えやすいと思います。
4分音符の間隔のイメージとしては「手拍子」です。
今回の例(Bad Apple!!)では約160BPMですので、Bad Apple!!に合わせて手拍子すると、一分間に大体160回することになるということですね。
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ここでBestdoriに戻ります。先程タイトルなどを入力したページに情報、譜面、プレビュー、発表と書かれているところがあるので、「譜面」に行ってください。
「+」のマークを押して(クリックして)ください。(2番目のマーク)すると以下のようになりますので、「BPM」のところを先程調べた値に変更してください。(ソフランがない場合)
そして、譜面エディタ(黒地に線が入っているところ)を下までスクロールし、一番下をクリックしてください。すると下のようにピンクでBPMが表示されます。
(もしソフランがある場合はテンポが変わる場所で新しいテンポの値を入力し、再度クリックしてください。)
次に定規のようなマークのところをクリックしてください。(右から2番目)
「グリッド線ツール」が出てきたと思います。今は深く考えず、「12分音符」を選んでください。
すると以上のようになります。ではStep4で計測した、「曲の初めから一番最初のノーツが来るところまでの秒数」から、一番最初のノーツを置くべきところを探しましょう。
譜面エディタにマウスを置くと、そこが曲の開始何秒かが表示されます。
この値が計測した数値になるようなところを探します。ただし、0.1秒以下は無視されているので、必ず「下から動かしていって、始めて計測数値になったところ」を探してください。(仮にそこをAとします)
さらにAより下かつ、一番近い少し太い横線を探してください。
わかりにくいかもしれないので例を上げます。Bad Apple!!の音源をダウンロードして、例えば初めから1.2秒後に最初のドラムが始まったとします。(仮定です)
譜面エディタ内でマウスを動かしていると、先程の画像で示した通り、少し太い横線のある、1.1秒と出ているところの少し上に1.2秒のところがありました。
なのでここでは、Aより下かつ、一番近い少し太い横線は1.1秒の横線ということになります。
理解できましたか?以下ではAより下かつ、一番近い少し太い横線をBとします。
次に、(Aの秒数)−(Bの秒数)を計算してください。(この分だけカットして補正します)
Step4で紹介したサイトを使用し、曲の始め、一番初めのノーツが来るまでの間を先程計算した(Aの秒数)−(Bの秒数)だけカットしてください。
Bad Apple!!の先程の仮定で行くと、1.2-1.1=0.1秒冒頭をカットすればOKです。
その後、「情報」→「楽曲」から曲をアップロードしてください。
Step6〜音ズレのチェック
まずBのところにノーツを置きます。「+」マークを押して、追加するオブジェクトを選択してください。
ここではタップノーツを置きます。一番左の◎のようなマークを押してから、譜面エディタのレーンを選択してください。どこでも大丈夫です。
大きな音ズレはなくなったと思うので、仮譜面を作っていきます。
次は0.01秒単位で調整したいので、最初の10ノーツ程を仮に置きます。
ノーツ間隔は縦のめもりが1つが48分音符分ですので、それを参考に置いてください。
つまり、
・2めもり→48÷2=24分音符の間隔
・3めもり→48÷3=16分音符の間隔……☆
・4めもり→48÷4=12分音符の間隔
・6めもり→48÷6=8分音符の間隔……☆
・8めもり→48÷8=6分音符の間隔
・12めもり→48÷12=4分音符の間隔……☆
(つまり、少し太い横線同士の間隔のこと)
・24めもり→48÷24=2分音符の間隔……☆
・48めもり→48÷48=全音符の間隔……☆
です。特に☆が付いている間隔はよく出てきますので軽く覚えておいてください。
音符が何分かは楽譜を参考にしたり、音ゲーの曲であればゲーム内譜面を参考にしたりしてください。
または慣れてくると大体は耳コピすることが出来ますので、楽譜などが無いときは自分の耳を頼りましょう。
ではBad Apple!!で試しにやってみますと、
こんな感じになります。ドンドンドン(4分) ドタドタ(16分) ドン……(4分)ですね。
次は再生して音ズレを確かめましょう。上の「プレビュー」→「シュミレーター」から再生できます。
聴いてみて、ノーツの打撃音が曲に対して少し遅ければ曲の冒頭に少し無音を追加し、早ければ少しカットします。
0.3~0.5秒単位で変え、アップロードし直して、もう一度シュミレーターから再生し、音ズレを確認してください。後は納得いくまで繰り返してください。
↓切り取る場合
↓無音を追加する場合
(というかこのソフトがあれば今までサイトでやってきたことが大体すべて出来る)
Step7〜譜面を作る!
いよいよ譜面を作っていきます。
適宜プレビューで確認しながらいきましょう。
ちなみにシュミレーターの歯車マークで落下速度、ノーツの形、打撃音などが変えられます。
説明していませんでしたが、スライドノーツの置き方は追加するオブジェクトでA,Bと書いてあるマークのところで出来ます。
例えばAやB同士のスライドノーツはつながりますが、AとBはつながりません。
フリックノーツやスキルノーツはまず普通のノーツを置いて、鉛筆マークから出来ます。
ノーツを消すときは消しゴムマークからです。
Step8〜譜面を公開
納得いく譜面が出来たら、「発表」から譜面発表で公開しましょう!世界中の人たちが公開した譜面はサイドの「譜面」から検索したり、最新の譜面を見ることが出来ます。
また、譜面にハート(いいね)をつけたりコメントしたりもできます。
創作譜面の遊び方
次に遊び方です。遊びたい曲をBestdoriで探してください。曲の再生ページURLには、以下のように数字が含まれていると思います。
この数字の部分をメモしてください。例えば私が作った、「Paradission」という曲の譜面だと「12167」です。これがID(コード、パスワード、番号などとも)です。
そしたら以下のサイトへ行ってください。「BanGround Player」です。
歯車でプレイ設定ができます。フル画面でやるのが良いと思います。
先程のIDを「Map ID」(日本語だと譜面ID)に入れて、ロードしてください。(下の長いやつ)
(原因は不明ですが、ノーツ数が1多いです)
そして「スタート」からプレイできます。(オートプレイも可能です。)
端末によっては重いかもしれません。また無反応、多重反応は端末によらず多い印象です……(少し残念)
判定も少しつかみにくいです。
やはり少しプレイしにくいですね……
譜面の作り方のコツ
効率よく作っていく技を教えます。
1.スライドノーツ
例えばAは左手、Bは右手など実際にプレイ時に担当する手を決めておくと混乱しにくいです。
通常ノーツのトリルに飽きたら、スライドノーツでも作れます。
2.スキルノーツ
通常、本家バンドリではスキルノーツは一曲中に6個あるので本家に寄せたい方は6個にするといいです。
また、スキルノーツは個人的に、打撃音の響き的に曲調が変化する、盛り上がるタイミングの直前に置くのが良いと思います。
3.通常ノーツ
連続したレーンに同時押し配置やトリルなどを置くことはおすすめしません。(本家ではそんな配置はない)
単純に狭くてプレイしにくいし、見た目も悪くなりやすいですね。
また、1個だけ間を開けた同時押し、トリルなども多用すると狭苦しく見えやすいので気をつけましょう。
4.ショートカットキー
すぐに目的の場所まで飛べるので、覚えると便利です。
・通常ノーツ……f
・スライドノーツA……s
・スライドノーツB……d
・BPM調整……a
・フリックノーツ……w
・スキルノーツ……q
・ノーツ削除……e
・譜面エディタのまま再生……r
・グリッド線ツール切り替え……0~9
5.本家らしい、プレイしやすい配置を作るには
・指の交差がない
・2本指でプレイできる(3つ以上の同時押しがない)
・ノーツ同士の横の距離が詰まりすぎない
・局所難にしすぎない
・ドラムの音、メロディの音、ベースの音など様々な音に合わせてノーツを置く
・瞬間密度が高くなりすぎない
・スライドノーツはふんだんに使う
・片手で8分より早い間隔の長い連打をさせない(2~3連であればセーフ)
・縦連を使いすぎない(なるべくトリルにする)
・ノーツ密度は一定に保つが、休憩させるときはしっかりと
・フリックノーツを置きすぎない
・同時押しを置きすぎない
・スライドノーツを左右に振りすぎない
etc...
もちろん、ぶっ飛んだ譜面を作っても全然OKですが、プレイしやすい譜面を作りたい方は以上を守ると良いと思います。
6.フリックノーツ
フリックノーツは高い単音や、硬い音などに合わせて置くのがおすすめです。
7.その他
ノーツサイズは120%~140%がおすすめ。見やすいです。
また、打撃音は大きめの方が聴き取りやすいです。
配置に迷ったら、レーンを鍵盤に見立てて、音が高ければ右、低ければ左に置くのがおすすめ。(遊ぶときの演奏感が増します)
ノーツ数をキリの良い数字にしたい際には、トリルをスライドにする、両手でスライドする箇所を片手にする(もしくはその逆)、同時押しを増やす(減らす)、比較的音が空いているところにノーツを増やしてみる(減らしてみる)などを試しながら調整すると良いです。
作成途中の譜面は自動的に保存されるので、作業中断してもまた譜面発表から再開出来ます。
配置に迷ったときは、同じパートの配置を左右反転して配置するのがおすすめです。
(例えば1番の配置を2番で反転させて使う)
↓のサイトを使えば本家の譜面が見れます。見方はBestdoriの譜面エディタと同じです。(少し太い横線の間隔が4分音符分)
さくや(咲夜⳼)さんについて
YouTubeでバンドリ(ガルパ)の創作譜面を100本以上投稿している方です。
アニソンやボカロなどのジャンルやバンドリの曲で譜面を作ってらっしゃいます。
譜面IDをまとめた画像や、プレイ方法を分かりやすく解説している動画も上げていたと思います。
この記事で分からなかった方は動画で見れば分かるかもしれませんので参考まで。
まとめ
以上のように、「Bestdori」と「BanGround Player」を使えば、バンドリ(ガルパ)の創作譜面を作れますし、遊ぶことも出来ます!
こんなサービスを作って頂いた方々に感謝です!
創作譜面を作る、遊ぶ人のためのコミュニティー(discord)ができました。日本語、中国語、英語に対応しています。 ぜひ入ってみてください。
http:// https://discord.gg/NPZvXek
私はBestdoriで創作譜面を投稿しています。「zyogamaya」というユーザー名です。
「Halcyon」、「セカイがカフェになっちゃった!」、「Paradission」の3作を投稿済みです。